8月に大手3社で相次ぐ障害 「サーバー停止中も相場は動く」
XTB、Interactive Brokers、IGで2026年8月に相次いだ取引障害を検証。
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概要:CMC Marketsが英国向けCMC Investで米国株の24/5取引を開始。1株未満のフラクショナル投資や夜間の成行注文に対応する一方、FX手数料や時間外取引のリスクも確認します。

米国企業の決算発表や重要ニュースは、通常取引が終わった後に出ることも少なくありません。
そのたびに「翌日の市場オープンまで待つ」という制約を減らそうと、証券・CFDブローカー各社が米国株の取引時間を急速に広げています。
CMC Marketsは2026年9月10日、英国向け投資サービス「CMC Invest」で米国株の24時間・週5日(24/5)取引を開始しました。1株未満から投資できるフラクショナル株にも対応し、時間外・オーバーナイト取引で成行注文を含む利用可能な注文方式を使える点が特徴です。

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CMC Marketsは7月、5,000銘柄超の米国株・ETFについて、オーバーナイト価格が提供される商品を対象に24/5取引を拡大していました。
ただし当時、CMC Investの投資家が利用できたのは主にプレマーケットとアフターマーケットで、利用可能な取引時間は通常の6.5時間から最大16時間への延長でした。今回、そこにオーバーナイト取引が加わり、CMC Invest側も24/5へ移行します。
現在、CMCの英国向けサイトでは4,000銘柄超の米国株を24/5で取引可能と案内されています。サービスや口座によって対象銘柄数の表記が異なるため、実際に利用する際は個別銘柄の取引時間を確認する必要があります。
もう一つのポイントが、フラクショナル投資です。
CMC Investは2026年7月、株式・ETFを1ポンドから購入できる機能を導入しました。英国のStocks & Shares ISA、SIPP、GIAで利用でき、株価の高い米国株でも1株単位で購入する必要がありません。
今回の24/5化では、この1株未満の注文も時間外・オーバーナイト取引に対応します。さらに、利用可能な注文方式には成行注文も含まれます。
夜間取引では指値注文のみに制限するブローカーもあるため、「少額投資」と「24/5」と「注文方法の自由度」を組み合わせた点は今回の更新の大きな特徴です。
米国株の取引時間拡大はCMC Marketsだけの動きではありません。
Robinhoodは2023年に43銘柄の株式・ETFで夜間取引を開始しましたが、夜間セッションでは指値注文や整数株など一定の制限があります。
Interactive Brokersも約1万銘柄の米国株・ETFに夜間取引を提供しています。英国ではIGが2025年に110銘柄の米国株を24/5へ拡大。Charles Schwabも米国の個人投資家向けに1,100銘柄超を24/5取引の対象としています。
決算発表、経済指標、地政学ニュースが通常取引時間外にも相場を動かすなか、ブローカー各社にとって「いつ取引できるか」が新たな競争軸になっています。
CMC Investは売買手数料を0%としています。ただし、米国株など外貨建て資産では為替交換コストが発生します。
現在公表されている料金では、FX手数料は無料プランのCoreが0.99%、Plusが0.50%、Premiumが0.39%。Plusは月額最大6.99ポンド、Premiumは最大10.99ポンドの料金が設定されています。
少額のフラクショナル株を頻繁に売買する場合、「売買手数料0%」だけで判断せず、為替コストを含めた実質的な負担を見る必要があります。
取引できる時間が長くなれば、必ず取引条件まで通常市場と同じになるとは限りません。
米金融業界の自主規制機関FINRAは、時間外取引について、通常時間と比べて流動性が低下しやすい、値動きが大きくなりやすい、売値と買値のスプレッドが広がる可能性があると注意を促しています。
また、取引システム間で価格が一致しないケースや、決算・ニュース発表直後に価格が大きく動くリスクも指摘されています。
成行注文が利用できることは利便性を高めますが、流動性の薄い時間帯では想定していた価格から離れて約定する可能性も意識しておきたいところです。
今回24/5取引が拡大されたCMC Investは、英国のCMC Markets Investments Limitedが提供するサービスです。同社は英国金融行為監督機構(FCA)の認可・規制下にあり、登録番号は948126です。対象となる顧客資産については分別管理やFSCSの制度も案内されています。
一方、今回の発表は英国顧客向けCMC Investに関するものです。日本居住者に同一のサービス、取引条件、投資家保護制度が適用されることを示す発表ではありません。
また、今回の24/5拡張は主に株式投資サービスの話であり、レバレッジを利用するCFD取引とは商品性やリスクが異なります。海外のFX業者・CFDブローカーを評価する際と同様、ブランド名だけでなく、実際の契約法人、金融規制、対象商品、手数料体系を確認することが重要です。
CMC Investは2022年に開始され、CMC Marketsはその後、株式投資サービスを継続的に拡充しています。同グループの2026年3月期の税引前利益は1億130万ポンド、純営業収益は3億9,260万ポンドでした。
24/5取引とフラクショナル投資の組み合わせは、米国株を扱うブローカーの機能競争が「銘柄数」や「手数料」だけでなく、取引できる時間と注文の自由度にも広がっていることを示しています。
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